こちらのページは、面接でされると痛い質問集です。
全員に該当するわけではありませんが、該当者にとっては答え方を間違えると即不採用に直結するような質問集と、そのほかに対策しなければいけない質問をまとめました。
重要度の高い、よく聞かれる可能性の高い質問から対策をしておくと良いでしょう。
青字は最重要質問ですので、時間がなくとも対策はしておいてください。
- 質問対策をする前に知っておきたい、事務職の面接試験に臨むための基本や心構え
- 面接対策、準備(1)─第一印象(基本的な心構え)
- 面接対策、準備(2)─第一印象(身だしなみ、マナー)
- 面接対策、準備(3)─面接で動揺しない、話すときの心構えと基本
<面接試験質問集に関しての記事の全リストはこちら>
境遇別質問
・何故高校(あるいは短大、専門学校、大学)を中退されたのですか?
中小企業での面接ならば「若気の至り」で済む場合もあります(笑)
ご立派な理由があったり筋道が通っていれば問題ありませんが、そうでない場合は…
「思っていたのと違っていた」「辞めて違う道を目指したくなった」など。
でも中小企業の人事って、中退歴がある応募者がいると鬼の首でも取ったかのように根掘り葉掘り聞いたりしますけど、そこまで重要視してないみたいです(笑)
・何故こちらに引っ越してきたのですか?
引っ越してきてなおかつ独身の女性によくされる質問です。
例えば沖縄の人が本土へ出稼ぎに…等であれば素直に伝えてもらえば良いです。
大抵引っ越し歴がある方は結婚予定のある方で彼氏と同棲…というようなパターンでしょう。
結婚の予定があるのであれば、この質問に対する回答を少し考える必要が生じます。
「結婚の予定がありこちらに引っ越してまいりましたが、結婚後も長く働ける仕事を探しておりました。」
「親しい友人や知人が多いため、引っ越してまいりました。」など。
次の質問でも取り上げていますが、結婚予定というだけで割と不利になったりしますので、就職計画を見直した方が(正社員を諦め、パートや派遣にしておく等)早かったりすることもあります。
ちなみに「彼氏を追いかけてきました!」と元気よく答えたという人がいましたが、当然落ちました。
うーんこの(笑)
・結婚のご予定は?(結婚しても仕事を続けられますか?)( 重要)
結婚ですぐに辞められないかを問われています。
隠して入社してもわかってしまうことなので、結婚予定があることを素直に告げましょう。
「長く働きたいので、結婚しても辞める予定はございません」
「私は○○な理由でこの仕事を希望しておりますので、結婚しても働き続けたいです。」
「主人と話し合って子どもは作らない方向ですので、長く働かせていただきたいです。」
いずれも共通しているのは、「長く働く意思を見せる」ということです。
ただやはり前述の質問でも書きましたが、結婚予定があるというだけで相当不利になりますので、正社員を諦めパートや派遣にするなど、就職計画から見直す必要もあるかも知れません。
結婚予定がある=既婚者(子無)とほぼ同格です。
ちなみにこんな記事も書いてますのでよかったらご一読下さい。

・お子さんをお考えですか?どういう予定ですか?
直球に言うと「子どもを作る予定はあるかどうか」ということです。
ですから、既婚女性でお子さんがいない方への問いです。
当然妊娠ですぐに辞められないかを問われています。
ここまで一連の質問群は、ホントは聞いてはいけないですし、採用の基準にしてはいけないのですが、中小企業の場合は特に産休育休も取らせることも難しいですから、そうも言ってられません。
「今のところ予定はありません」か「全く予定はありません」がベストな回答でしょう。
「流れに任せています」という答えは本音寄りな回答ですが、即子どもを作る可能性も秘めていますので不採用になりやすいです。
こちらもご参考に。

・お子さんに何かあったときはどうしますか?/面倒見てくれる人はいますか?(
お子さんをお持ちの方への質問です。 重要)
そのままズバリ、子どもの都合で休まれないかを問われています。
「子どもは風邪引きやすいし行事予定も多いししょうがないじゃないか…」と思うでしょうが、だったら休んでも文句を言われない会社や雇用形態で働くべきでしょう。
素直に答えるしかなさそうです。
ですが、何かあっても大丈夫な環境(親が面倒見てくれるなど)を構築することがまず第一ですね。
「都合悪かったら休んでも大丈夫だよ」なんて面接時にニコニコ言われて「なんていい会社なんだ!」と感動しつつ働き始め、いざ子どもの関係で何度も休む羽目になった際に明らかに怪訝な態度を取られるなんてことは全然あるケースです。
なお、こういう記事も書いておりますのでご参考に。

・ブランクが長いですが何故ですか?その間何をしてましたか?
中退と同じく「若気の至り」で済むこともあります。
が、きちんと理由を考えておいた方がよいでしょう。
「自己啓発に勤しんでいました」「親の介護」「家の手伝い(または家事)をしていた」など。
「たくさん受けたけどなかなか採用されない」と正直に言ってしまった人もいます(笑)
最近はブランクの多い「ワケあり」応募者も増えてきてはいますので、昔より重要視されなくなってきているのも事実です。
この質問に対する回答がうんぬん以前に、まずは就職活動そのものに対する恐怖感的なものもあるかもしれませんが、恐れず活動を重ねていってください。
これからしっかりと働きたい、という意欲を見せていくことが一番大事かもしれません。
・これまでアルバイトやパートばかりの職歴ですが、何故今回正社員を希望されたのですか?
20代中盤~後半くらいまでの独身の方に多い質問です。
これはなかなか難しいですが、やはり若気の至りで済んでしまうこともあります。
「将来的なことを考えこのままではまずいと思った」と正直に答えてしまうのも良いですが、「社会人としてより責任のある立場で働きたいと思ったため」が無難な回答だと思います。
また相応の年齢の方で「お子さんの手がかからなくなったので」という方もいらっしゃると思いますが、そこは素直に答えて良いでしょう。
というよりそれくらいの年齢の方にはこの質問はされないかもしれません。
決してアルバイト(またはパート)より給料や待遇が良いからなどと答えたりしてはいけません。
その他の質問(随時追加予定)
・最近嬉しかったことはありますか?
・最近悲しかったことはありますか?
ポイントとしてはいずれも「仕事のこと」で回答をする必要があるということです。
「道端で1万円拾いました」というような回答を求めているわけではありません(笑)
「退職した際にお得意様から手紙と花束をいただきました。私のしていたことが間違ってなかったという実感を得た瞬間でした」
「私の個人的にメモをして使用していた機械のマニュアルが整備され、全社共通のマニュアルになったことが大変嬉しかったです」
など。
もし仕事のことで思いつかないのであれば、「プライベートのことで申し訳ないのですが」などと前置きをしてから回答をするとよいでしょう。
また悲しかったことも、ただ出来事を話すのではなく、それをどう整理をして何を学んだのかくらいは言えるようにしておきましょう。
・ストレス発散方法はありますか?
ここのところ質問されている人が多いです。
ストレスコントロールに関しての質問です。
ギャンブルがストレス解消になります!とか、友人に愚痴りまくってストレス解消してます!みたいな回答ではなく、常識的な範囲であればこれといった正解はありません。
他にもそれはまずい、というような回答や良い印象を与えられる回答について解説しておりますので、以下の記事もあわせてご覧いただければと思います。

・最後に質問はありますか?( 重要)
いわゆる「逆質問」ですが、何気に一番聞かれるかもしれません。
「特にありません」だけはやめましょう。
やる気がないのと一緒です。
大企業への面接や新卒の面接みたいにこの質問タイムも無理やりアピールタイムにする必要はありませんが、 非常に重要な質問には変わりありませんので、詳しくは別記事にて解説します。
http://jimuten.net/mensetu/1419/
終わりに
全く関係ない人もいれば、突かれると物凄く痛いという人もいるのが今回の記事の質問集です。
個人的なことばかりですのでなかなかこれといった回答例がうまく出せませんが、場を取り繕うことができるような回答を導き出せるようしっかり対策をしておきましょう。
他にも、ご自分で明らかにこれは「キズ」と思えるような経歴や要素は対策をしておいて下さい。
これらの質問以外にも、面接試験では色々な質問が予想されます。
ぜひ対策をしておきましょう。
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