面接対策、準備(3)─面接で動揺しない、話すときの心構えと基本

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heijou

面接を対策するにあたってどうしても一番に考えるのは「聞かれたことに対してどう答えたら良いのか」という問答の対策だと思います。

しかし、いくら話や受け答えの内容を考えても、間違った回答の作り方では良い印象を与えることは難しいでしょう。

また、実際に話す際にどのような意気込みで話をしたらよいのか、またちょっとした好印象を与えやすいテクニックも併せてご紹介いたします。

 

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面接で話すときの心構え

面接の場で動揺をしてしまうと(俗に言うテンパるという奴です)、答えがしどろもどろになったり何を言ってるのかよくわからなくなったりします。

結局これは「準備不足」に他なりません。
もう少し勉強しておけばよかっただとか、もう少ししっかり準備しておけばよかった、あるいは準備不足で不安だなーなどという経験をお持ちの方は多いのでは?

しっかりとした準備が自信を生み、そのまま動揺を少しでもなくすことに繋がります。

積極性・前向きな姿勢

熱意ややる気を語ることが大事です。
といっても目に見えないことなのでなかなか難しいでしょうから、言葉の節々に強弱をつけ、強調したいところは強めに話し、それ以外の部分は普通のトーンで話してみるなどするといいかも知れません。

ただし、熱意を伝えすぎてガンガンに押していくと逆に相手が引いてしまい、不採用になったケースがありましたので加減に気を付けましょう。

また前向きに臨んでください。
「出来るかどうかわかりませんが頑張ります」みたいな回答は、何をやらせても後ろ向きと捉えられてしまうことがありますのであまり良くありません。

ポジティブにいきましょう。

素直な姿勢

自分の言葉で話すのが重要です。

原稿棒読みはもちろん、Webなどからパクった、どこかで聞いたことあるようなフレーズや文章ばかりでは自分の言葉ではありませんし、何より相手に伝わらないでしょう。

さらに前述の「熱意」にも関連してきます。

原稿を思い出しながらだとかマニュアル通りにしゃべることは、どうしても原稿棒読みの単調なトーンになってしまうことが多く、強弱がないため相手にも伝わりづらくなりますし、印象も悪くなります。

また、わからないことを知ったかぶりで答えるのもよくありません。

逆に素直に「申し訳ございません、勉強不足で把握できておりませんが、どのようなことでしょう?」などと尋ねたが良いでしょう。

自信を持って話す

前述の「出来るかどうかわかりませんが~」というフレーズに繋がりますが、どうしても謙虚になりがちです。

「未経験だし自信ないんだけどなー」という人よりも、「未経験でもきっと自分が役に立てる」というように自信のある人の方が熱意もありそうなので採用されていくのは当然の成り行きでしょう。

本人は不安かも知れませんが、同じくそれを聞いている面接官も不安です。

就職活動に謙虚さは不要と心得て下さい。

 

面接で話すときの基本

具体性を持って話す

実体験や実例、実績などの「エピソード」を盛り込んで話を広げていきましょう。

「○○をしました」「××もしました」だけでは「ホントにやったの?」と信憑性に疑問ですので、その「○○をして、○○という結果になりました」というように結果・成果を添えるだけで立派なエピソードとなります。

簡潔性・一貫性を持って話す

面接の場なのでいっぱいアピールしないと!と思ってつい余計なことまでべらべらしゃべってしまい、面接官に「話の要点がわかりません」などと言われてしまった方もいらっしゃいます。

またアピールポイントが多すぎると、結果的に場面転換が多すぎて何を伝えたいのかよくわからなくなります。

ですから、ひとつのことを掘り下げて話すという一貫性を持たせることも重要です。

欲張ったり長すぎたりするのは却って逆効果になりますので、要点を絞って短く簡潔に話しましょう。

 

落ち着くためのテクニック3か条

せっかく色々考えてきたのにテンパってしまって何も言えなかった…では貴重な面接の機会が勿体ないので、少しでもそのような事態を防げるように落ち着いて臨む必要があります。

1.通常よりややゆっくりめのテンポを心がけて話す

面接はどうしても苦手意識を持っていたりするため、早く終わらせたいと考えるのが通常です。
そのためやや早口になってしまう人がいらっしゃいます。

これは逆効果で、喋りが早いと面接官が聞き取れずにもう一度聞き返されたり、何より面接全体のテンポが早くなってしまい、面接が終わった後に面接官に「なんかせかせかしてたなー」くらいな印象しか与えられません。

つまり、逆にゆっくりと落ち着いて答えた方が印象も良くなるというわけです。

2.回答の最初と最後に気を配る

質問されて回答する前にまず「はい」と返事をします。
そして回答をし終わったら「以上です」と言って〆ます。

まず最初に「はい」と返事をすることにより、聞いてて気持ちが良いという、相手に好印象を与えます。

「以上です」を最後に添えることにより、「私の話はここで終わります」と明確に相手に知らせることになり、面接がスムーズに進みやすくなります。

また多少回答をしくじっても「以上です」と〆ておけば、とりあえず切り替えて次に進めやすくなります。

さらに、「はい」「以上です」を常につけて話すことを癖づけることにより、これがルーティン化して習慣になり落ち着きやすくなります。

野球選手であれば「マウンドに立つ前にかならずグラウンドに一礼する」だとか、そういったものをルーティンと言ったりしますね。
グランドに一礼をしないと落ち着かないのだとか。

ルーティンと言えば某ラグビー選手が思いつきそうなものですが、あれも結局「独特のポーズを行ってからキックの動作に入る」という流れがセットになっており、ポーズを行わないのは普段通りではない、ということなのです。
まあ一種のゲン担ぎ的なものもありますね。

ですから、面接でも「はい」「以上です」をルーティンにして、平常心を呼び込んでいきましょう。

3.面接官のどこを見て話すのか

結論から申し上げますと、「鼻の頭」か「首元あたり」です。

面接という特殊な場面で相手の目を見て話すということは、相手の雰囲気等に飲み込まれたりする恐れがあるためやや危険だったりします。

もちろんそんなの全然気にしないし平気という方は、相手の目を見て話していただいても何の問題もありません。

面接官との距離がそこそこ近ければ、鼻の頭を見つつ顔面全体をぼんやりと捉えるように見ると良いです。

そこそこ距離が遠いのならば、首元辺りを見つつ顔面全体をぼんやりと捉えると良いです。

 

終わりに

まとめますと、

  • 準備をしっかりする
  • 落ち着きが大事
    • 通常よりゆっくりしゃべる
    • 回答の最初と最後に気を配る
    • 目線は少しはずした方が雰囲気にのまれにくい

ということです。

以上が、面接で動揺しないための話し方の心構えや基本です。

結局面接なんて場馴れしてるかどうかが大きく勝敗をわけたりするものですが、「相手に良い印象を持ってもらう」ことを意識しすぎると緊張を呼び込んでしまいます。

会話と空気を楽しんでくる、くらいのノリで行きましょう!

また、実際の面接で繰り出される質問に対する回答もしっかりと用意しておきましょう。
以下の記事にてまとめております。

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