この記事を書いている現在(2020/3/5)、新型コロナウイルスが猛威をふるっております。
小中学校においては休校になるなどしておりますが、職業訓練は通常通り開催されております。
しかし今後コロナウイルス罹患者が訓練生にあらわれ、休校の措置を取られることが大いに考えられます。
ここでは、わたくしがこれまでに把握しているコロナウイルスと職業訓練の休校との関連についてまとめてみました。
一応、厚生労働省の発表をもとに記事を作成しておりますが、あくまで最終的な決断は民間の職業訓練の場合、委託元に一任されているというスタンスです。
かならず訓練校あるいは委託元の指示を仰ぎ、従うようにしてください。
また最新情報が入り次第、常にこの記事を更新してまいります。
訓練生に新型コロナウイルスが発生したらどうなるの?
訓練生本人が感染した場合
職業訓練が行われている学校ではなく、委託元(なんとか専門校や労働局、雇用支援機構などが主だと思われます)が判断することになりますが、一部あるいは全部の休校を行うとのことです。
休校の期間は都道府県等と相談とのこと。
ただし感染した訓練生が発熱・せきなどの症状が出ているということが前提です。
そのような症状が出ていない場合は別途対処、というなんともあいまいな状態です。
訓練生が感染者の濃厚接触者とされた場合
その訓練生が、感染者と最後に濃厚接触をした日から2週間、出席停止となります。
休校になったらその後の訓練はどうなる?
補講あるいは訓練期間が延びる
ひとことで言えば「都道府県と協議のうえ委託元が判断」です。
しかしある程度の基準がまとめられているようです。
- 休校期間中の補講をする
- 上記が難しければ、訓練期間の延長ができる
ということだそうです。
一応ですが、訓練をすべて学べるように配慮がされていると考えても良いでしょう。
休校時点で全体の8割受講していれば「修了」にもできる
カリキュラムにはかならず「学科」と「実技」の区分けがされています。
おおまかに言いますと、これらのそれぞれ8割の出席があり、十分な技能が習得できていれば、上記のように補講をしなくとも「修了」とすることもできるようです。
ただ、決まった時間数の訓練を受ければ資格がもらえるものに関して、休校などで訓練が受けられなくなると、その資格は手に入らないことになるため注意が必要です。
2020/4/27追記:雇用保険(失業手当)は一部を除き、延長になると思われる
わたくしが携わっているところでも手続きをしましたが、内容的には休講中でも雇用保険がもらえたり、訓練の修了がずれ込んだ場合は、その新しい修了日まで雇用保険がもらえると思われるものでした。
とりあえずは安心して良さそうですが、不安な方はハローワークへ直接聞いてみるのが一番と思われます。
2020/6/9追記:これから予定されている訓練は無事開講される?
ハローワークや訓練校に直接問い合わせるのが一番です。
説明会が中止になっていたりしますが、訓練は開講される可能性が高いです。
現にわたくしの携わっている訓練でも、2020年の6月度は無事開講されました。
ただ倍率が異様に高いですので(もともとこの時期は倍率が高め)、しっかりと筆記試験や面接対策をしておいてください。
2020/6/9追記:この状況で訓練に入っても就職先はある?
就職先については、正直厳しいのが現状です。
こればかりは仕方ありませんが、この先すぐに景気が回復する保証もありません。
個人的な見解ですが、まだ景気は良くならないと思います。
上でも書きましたが、職業訓練への申し込みが多いままですからね…
早めに活動し、就職できるときにさっさと就職しておかないとどんどん不利になることでしょう。
他は随時追記予定
休校中、あるいは出席停止中の雇用保険(失業手当)はどうなるの?- 訓練が延長したら雇用保険(失業手当)とかの手続きは?
- 訓練修了後の就職報告はどう変わる?
など、疑問点はまだまだあります。
そして今回書いた内容も弾力的に変化する可能性も十分に考えられますので、判明しだい追記していくこととします。
また受講生のみなさん自身でも予防を徹底しましょう。
そしてもし咳や発熱等の症状があらわれたら、すぐに病院にかかり指示に従ってください。
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