訓練校の講師が見る、職業訓練を終えても就職できない人9パターン

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習得する内容や有効求人倍率等にもよりますが、職業訓練を受けてすぐに就職できる…という魔法じみたことはありません。

介護やモノづくり系など、資格や技能が大きく左右し、かつ求人が溢れているような職種であればすぐに就職は可能でしょう。

反対に、目に見えて実力が測りにくく、かつ求人が少ない事務系であれば、訓練を受けても就職は簡単ではありません。

そういう方は、訓練で資格や知識を身に付けるのも大いに結構ですが、それ以前にやることがあるはずです。

この記事では、主にそういった就職がしにくい事務系の訓練に焦点を当てて(一応「事務職転職お助けサイト」ですしね)、なぜ職業訓練をきちんと終えて技術等を身に付けても就職ができないのかをお話していきます。

ちなみに以下の記事と結構内容が被ってますが、今回の記事は就職期限が定められている職業訓練バージョンだと思ってください(笑)

ちょっと待て、その資格取得は事務職への転職に本当に必要?有利?
資格はどのような雇用形態でも、どのような家庭環境でも、そしてどのような場所にお住まいでも役に立つわけではありません。

 

1.事務職の未経験者

冒頭でも述べましたが、職業訓練は万能ではありませんので、通い切れば就職できる!というものではありません。

どちらかと言うと「今まで応募できなかった職種に応募ができるようになる」という、挑戦権を得るという方が近いでしょう。

だからこそ訓練中からの就職活動などの事前準備が大切になってくるわけですが、これについては以下の記事をご覧ください。

職業訓練修了後にすぐ再就職するためにやっておくこと&職業訓練生の就職率
訓練が終わってから就職活動をする人が大変多いですが、それでは遅いのです。逆に言えば「これを守らないと就職できないよ?」ということです。

職業訓練にて知識やスキルを身に付けた状態が、ようやく経験者と同じステージで戦える準備が整ったということです。

ただこれでも勝てるとは言っていません。

経験者というのは強力なライバルですので、企業もどうしてもそのような人材を採用したくなってしまいます。

ですから経験者はどんどん採用されていきますが、知識や資格があっても未経験者はなかなか採用されにくいです。

逆に言えば、経験者になることを考えるのも必要と言うことです。

経験者の強さというのは既に以下の記事に書いておりますのでご参照ください。

事務職への転職は経験者が強いワケ
何だかんだで、どうしても「経験があるかどうか」は優先的に見られてしまいます。じゃあ経験者になればいいんだ!と簡単には言いますが…

年齢が若く、かつ希望職種を経験している方は訓練に来たら鬼に金棒状態で、正直放っておいても就職が決まっていくので非常に楽でした。

正直、「経験者が訓練に来るなよ」という声もありますが、経験者でも資格等を持っていなくて目に見える形でスキルを証明できなくて不安と言う方はいくらでもいらっしゃいます。

まあこの話はさておき、とにかく訓練だけでは凄く有利になるわけじゃないということです。

もちろん職業訓練は社会的評価も高まっていますので、訓練を受けたおかげで就職が出来た人も数多いことは申し添えておきます。

大切なのは、職業訓練は万能ではないため、あぐらをかくことなく謙虚にコツコツと就職活動をしていくことです。

 

2.年齢が高い

例えば社労士資格を保持しているなど特殊スキル・資格があれば別ですが、年齢が高くて未経験者ははっきり言っていくら職業訓練を受けようが事務系での就職は不可能です。
これは正社員・パートなどの雇用形態問わずです。

素直に諦めるべきでしょう。

逆に経験者なら採用される可能性も少しはありますが…
50代以降は基本的に絶望的でしょう。

年齢に見合った職種を選択する必要がありそうです。

 

3.新婚

新婚さんは自分の置かれている状況や、面接側からどう見られているのか把握していない方が多く、無謀なチャレンジを繰り返したりします。

独身時代とは全然違いますから、それ相応の職種・雇用形態を考えるべきでしょう。

また、そもそも新婚さんは「就職できない」のもありますが「就職意欲があまりない」のも大きな未就職要因となっています。

さらに、旦那さんやご家族の方との話し合いによる方向性の確定がきちんと出来ていない方も就職は難しいです。
「旦那さんに働くなと言われた」とかですとこちらではどうしようもできないですからね…

そしてある意味訓練校側の最大の恐怖(笑)である、妊娠という要素があります。
同じく就職は不可能でしょう。

詳しくは以下の記事をご覧いただければと思います。

職業訓練において、新婚・婚約中女性の就職率が悪い7つの理由
事務系の職業訓練は女性が圧倒的に多く、そして新婚さんがなかなかのウェイトを占めます。タイトルを見て「え?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、職業訓練校の本音がここに!
妊娠しても最後まで職業訓練に通う方法はあるの?受講前ならどうなる?
単なる愚痴のような内容です、不快にさせたら申し訳ありません。でもこれだけ核心をついたことを書いている人は誰もいませんので是非。

 

4.小さなお子さんの預け先が確保できていない

就職先に託児所があれば別ですが、そのような会社はせいぜい大企業か病院かパチンコ屋、そして飲料を配る某レディーくらいなもんでしょう。

ですので保育園や託児所、または実家など、自力で預け先を確保する必要があります。

預け先がないことがわかっているのに職業訓練を受けても預け先が見つかるはずもなく、結果的に就職が出来ないということになります。
小さなお子さんがみえる方の就職の難しさは以下に書いております。

既婚女性(子有)の事務職への就職難易度
お子さんの年齢で変わってきますが、小さなお子さんがお見えの方は就業自体が厳しいでしょう。これが現実。
実は有利なことも?シングルマザーの事務職への就職難易度
お子さんがきちんと預けられ、有事の時も大丈夫という方限定ですが、意外と思ってるより不利にならないもんです。

訓練が終わったころに子どもがー預け先がーとうだうだ言ってる人がいますが、見通しの甘さが十分に伺えます。

こういう方がまずやるべきことは訓練を受けることではなく、お子さんの預け先の確保でしょう。

せめて訓練と同時並行で預け先を探すくらいの勢いでないと、就職は不可能です。

 

5.やる気がない(就職意欲がない)

これはどうしようもありません。

入校を許可した学校側の落ち度と言えます。

やる気がない人をやる気にさせるのも仕事のうちかも知れませんが、短期間しか接することが出来ない職業訓練では正直かなり難しいです。

よって就職はほぼ無理でしょう。

これも「就職できない」という言い方は少し違うかも知れませんね。

企業への応募数が極端に少なかったりする人は、大抵この傾向にあるでしょう。

職業訓練校の担当が目をつける、就職しなさそうな人7パターン
読む人いないかも知れませんが、備忘録くらいなノリで書いてみました。こういう人は目をつけられるよ、ってことで。

就職するのは訓練の最終目標であり、唯一の目標と言っても過言ではないため、これでは困りますね。

最低限、就職に繋げるんだという意識を持って応募してもらいたいものです。

ちなみに他の記事にも書いていますが、期限内に就職ができなくても特にペナルティ的なものは発生しません。
ですが税金や雇用保険を使ってタダで訓練受けてるわけですから、こういうやる気のない人にはペナルティを与えてもいいと思うんですよね、個人的には(笑)

 

6.運転免許がない、車の運転が苦手、通勤に使用できる車がない

運転免許の必要性に関しては別の記事にも書いておりますが、職業訓練の場合も同様というより、転職活動における根幹を成すものであると言えます。

運転が苦手な方や通勤に必要な車が無い方も同様です。

資格や知識を習得しても、自家用車や運転免許の関連で応募に制限があったら全く意味はありませんね。

乱暴な言い方をすればまさに「訓練なんかを受ける前に先にやるべきこと」です。

 

7.通勤圏内に求人がない

職業訓練で資格や知識を得ても、近くにそれを発揮できる求人がなければ宝の持ち腐れです。

希望職種や雇用形態を変えるか、就業希望エリアを広げるか、引っ越すしか方法はないでしょう。

 

8.実力不足なのに特定の職種や特定の雇用形態に固執するなど、背伸びしている

上記タイトルは語呂が良いので「実力不足」としましたが、要は経験不足やスキル不足、そして向いてないということが挙げられます。

このことは本人では気付かないことが多いですから難しいかもしれません。

周りにそっと教えてくれる人がいればいいんですが…なかなかそうはいきません。

一応バロメータとしては、たとえば事務職を希望しているとして、ハローワーク職員がなかなか事務職を紹介してくれなかったりすると、実は事務に向いてないと間接的に言われていたりします。

まずは職業訓練に通っている最中に、自分が受講している内容の職種が合っているかどうかをきちんと見極めることが大切です。

そうでなければ単なる「無謀」と取られかねません。
もちろん報告期限内の就職など夢のまた夢でしょう。

 

9.健康上の理由

健康上の理由は、訓練で技術や知識を身に付ける以前の根本的な部分です。

たとえば体調が悪くて仕事を辞めたのにもかかわらず、完治せずに訓練を受けても就職は難しいでしょう。

またもう少しひどいものになると、訓練が終わったら入院を控えていたり、治療のため定期的に病院に通わなければいけないなど、最初から就職が出来ないのが確定しているパターンです。

これは入校させた方も問題はありますが、訓練は辞退すべきでしょう。

職業訓練は入院までの暇つぶしでもありませんし、ましてやリハビリ期間でもなんでもありません。

 

終わりに

まとめますと、報告期間内に就職できないパターンは

  • 事務職(希望する職種の)経験がない
  • 年齢が高い
  • 新婚である
  • 未就学児の預け先が確保できていない
  • 単純にやる気がない
  • 運転免許がない、車の運転が苦手、通勤に使用できる車がない
  • 通勤圏内に求人がない
  • 実力以上の職種への転職を希望している
  • 健康面での不安

ということです。

職業訓練と関係なく、通常の就職活動者にも共通している部分は多いです。

何だか色んな記事へのインデックスページみたいになってしまいましたが、このサイト自体が職業訓練修了生の体験に基づいて作られている部分が多いからでしょう。

職業訓練修了後の就職活動は「報告期限」というリミットがあるため、じっくり腰を据えて自分に合った求人が出るまで待つ…ということができないというところから降ろしたお話でした。

ある程度のところで見切りをつけていかないと(いわゆる妥協と言う奴です)、報告期限内に就職は難しいです。

就職するのは自分だから関係ない、報告期限など知ったことじゃない…などとお思いの方もいらっしゃると思いますが、みんながみんな同じ考えですとこの制度はなくなってしまいます。

せっかく税金を使用した貴重な機会ですから、受講料の代わりと考えて「就職」という対価を訓練校に支払ってあげましょう!

【▼関連記事が下にありますので、よろしければ是非ご覧ください。】

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