職業訓練の退校4パターンと委託費のウラ話 | ジムテン <事務職転職お助けサイト>

職業訓練の退校4パターンと委託費のウラ話

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職業訓練には途中で訓練を辞めるという、「退校」という概念が存在します。

理由は様々ですが、就職が決まったり自分の病気・家族の都合などで訓練に通えないため退校をするケースが多いです。

この場合は退校したい旨を訓練校の担当などに伝えて手続きをし、退校するというわけです。

退校には主に就職退校や自主退校、強制退校など色々な種類がありますが、主に以下の4パターンが存在します。

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退校の種類

  1. 就職退校
  2. 自主退校(自己都合退校)
  3. 出席率不足による強制退校
  4. その他の理由による退校

まずはこの4つについて、それぞれ見ていきましょう。

また訓練校には委託費と呼ばれる、訓練生が学校に通っていることで学校側に支給されるお金が存在します。

訓練生が退校してしまうとこれらのお金がどうなり、またこれが訓練生の方々とどう結びつくのかも併せてお話していきます(ギリギリの内容を書いておりますので、まずかったら削除する可能性もあります)。

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1.就職退校

就職退校は実はさらに、通常の就職退校と早期修了という2種類に細分化されます。
いずれも全く問題ない退校ですが、修了と同等の扱いになるのが早期修了です。

Ⅰ.通常の就職退校

就職のための訓練ですから、就職が決まったら迷わず退校を選択すべきです。

たまに訓練が終わるまで就職はしたくないという方もいらっしゃいますが、そうそう都合よく求人など存在しないため、縁だと思って訓練途中で退校して内定した会社にお世話になる方が良いでしょう。
また訓練を通い切ることに関してもあまり意味がありません。

「早々と内定を得たら訓練辞めなくちゃいけないから…」という考えで就活がおろそかになったりするのであれば、企業面接時に「できれば訓練は通い切って修了したい」などと申し添えておくのもひとつの手です。
意外と訓練修了まで待ってくれる会社も多数存在します。

ですが、せっかくなので最後まで通いたいからというような助平心(?)で内定を蹴り、結局就職が決まらなかったらまさに本末転倒です。

退校する際(就職が決まったら)は訓練担当者に告げ、所定の手続きを取ります。

Ⅱ.早期修了(繰上修了)

おそらく公共職業訓練だけの制度かと思われますが、一定の条件を満たせば、通常の就職退校よりもワンランク上の「早期修了(繰上修了)者」として退校(修了)することが可能です。

これの何がワンランク上なのかと言うと、修了証書が発行されるため、修了者と扱いがほぼ同等です。

つまり「本来の修了日より一足先に修了しましたよ」ということになります。

この早期修了(繰上修了)をするためには、以下のやや厳しめの条件をすべてクリアする必要があります。

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早期修了(繰上修了)の要件

  • 就職退校である
  • 退校日の翌営業日(翌日)からの勤務である
  • 退校をしても全訓練時間の80%の出席率が確保できている

上記にも書きましたが、修了証書がもらえることと、今後再転職の際に履歴書に「職業訓練を修了」した旨を堂々と書けることくらいでしょうか(笑)

2.自主退校(自己都合退校)

病気、親の介護、転居、妊娠など、自分の都合で訓練に通えなくなった場合は退校となります。

自主退校に関しては、基本的にあなた(受講生)の判断となります。

上記の理由でも訓練は通えるという方もいらっしゃると思いますが、例えば引っ越しであれば、引っ越しの準備があるから就職が出来ない…ということなら退校すべきでしょう。

自主退校に関しては詳しくまとめた記事も書いていますので、そちらもご覧ください。

職業訓練は様々な理由で退校することが出来ます。今まであった自主退校理由を一挙ご紹介。そして訓練校側の本音も色々と書いちゃいます。

退校する際は訓練担当者に退校の意思を告げ、所定の手続きを取ります。

自主退校されるとその日から一定期間(公共職業訓練は1年間)、別の訓練が受けられません。

自主退校時に雇用保険(失業手当)がどうなるのかは、こちらの記事に軽くまとめてあります。

3.出席率不足による強制退校

県や自治体により定められた出席率をクリアできないと退校になります。

具体的には、総訓練時間の80%の出席率が必要だとか、カリキュラム内の学科と実技のそれぞれ80%の出席が必要など、様々です。

もっと厳しいところだと1時間休むと半日欠席したことと同等となったり、1か月の間になん日分欠席したら退校となるなど、とにかくルールがバラバラです。
そのため、詳しくは訓練校の担当に問い合わせるのが確実です。

またこれも県や自治体によって違いがあると思いますが、身内の葬儀・自身のインフルエンザによる出校停止など、「仕方なく休んでしまった」というような理由でも容赦なく欠席率が増えていきます。

よくいらっしゃるのですが、「自分は健康だから関係ない」と思っていても何が起こるかわかりませんし、何よりお子さんや家族の方など、自分以外が原因で欠席をしてしまうことが多々あります。
結果出席率が足りなくなり辞めていかれた方も見てきました。

雇用保険(失業手当)受給者の方は、欠席等をすることによりその日の各種手当がカットされていきますが、雇用保険の支給と出席率は全く別物になっていることが多い(つまり、欠席の証明があっても手当は支給されるが欠席率は増える)ので気を付けましょう。

ちなみに、欠席したら手当てはどうなるのか?という疑問は、以下の記事をご覧ください。

雇用保険(失業手当)を受給しながら公共職業訓練へ通っている方は、万が一休んだら手当てがどうなるか気になるところ。そんな疑問を一挙解決?

4.その他強制退校

ひとことで言えば暴力行為や故意による器物破損など、「他の受講生や訓練校に迷惑をかける行為を行った場合」がこれに該当します。
訓練に通うことが適切ではないと訓練校側が判断した場合の退校です。

一部のスポーツみたいに、注意→警告→退校など段階を経る場合もあります。

この退校に関してはペナルティ的なものもあるかも知れません。
場合によっては警察も介入することになるためです。

基本この退校に該当するようなケースは皆無に近いですが、一応訓練の初日(入校式)に行われると思われるオリエンテーション的なものの中で説明があるはずです。

基本こんなことはあってはなりませんし、ほとんどありませんが、以前基金訓練(現在でいう求職者支援訓練の前身にあたる)と呼ばれる訓練に携わったときは受講生の質が激しく悪かったため色々ありましたねぇ…(遠い目)

この色々は機会があれば書こうと思います(笑)

委託費と訓練生の関係

委託費とは?

この話をしてもいいのかどうかわかりませんし、何より細かい話になりますが、訓練校は就職率による報奨金とは別に、訓練を行うことによって得られる報酬(「委託費」などと呼ばれています)があります。

職業訓練はボランティアではありませんし、何より営利団体ですから、利益を産まなければ学校を存続させていくことは困難です。
また何よりお金が入るから一生懸命仕事(指導)するという、ある意味民間企業であれば当たり前の考えですから、この辺りは理解してしかるべきでしょう。

商社の営業マンも成績があがらなければ給料に反映されず、やがて会社の存続にもかかわりますよね?
それと一緒のことです。

委託費の計算方法は?

具体的には、在籍者1人頭1か月につき○○円が訓練校に支払われるという取り決めがあり合計額が算出されていきますが、訓練校に満額の委託費が支払われるのは、訓練を最後まで通い切った場合です。

例を挙げますと、3か月訓練で1人頭1か月40,000円の委託費という契約で20人が全員、無事に訓練を修了したとすると、以下のような計算となります。

3か月訓練で1人頭1か月40,000円という契約で、20人が通い切った場合…

40,000円×3か月×20名= 2,400,000円(税別)

これを見るだけでも相当な金額が訓練校に入ることがわかります。

そしてこれはあくまで「通い切った場合」が前提なので、受講生の誰かが退校すると以下のように計算方法が変わり、減額されていきます。

受講生が退校したら?

上記の計算式が通常ですが、例えば20人のうち1人が訓練開始後1か月で何らかの理由(就職・自己都合など理由を問わず)により退校した場合は、1人だけ1か月分の委託費しか支払われなくなります。

つまり上記の場合だと40,000円×在籍しない2か月=80,000円が減額されるということになります。

このことは、「早く退校されると訓練校側に支払われる委託費が減る」と言えます。

就職等で退校されるのは大歓迎されると思いますが、訓練が始まってすぐに退校されるとその人の委託費が物凄く削られるということになるため、歓迎されなかったりあるいは引き止められたりすることがあるということです。

ただ訓練校によって方針は様々ですし、何より就職を重視している訓練校は多いと思いますので、今回お話したような退校が歓迎されないことはあまりないかも知れません。

あなたが仮に訓練校の担当に退校の意思を伝え、やたら引き止められたらこのような考えが訓練校側にあるかも知れません(笑)

早く退校しそうな人は入校選考試験の段階で不利?

すぐ上にも書きましたが、学校によってはこの委託費を重視しているところもありますので、ひょっとしたらすぐに退校しそうな人は入校させてもらえない可能性もないとは言えません。

ホントにこればかりは学校側の方針によるでしょう。

ちなみにわたくしが関わっていた学校は就職最優先だったので、退校の可能性が不利になっていたことは一切ありませんでした(明らかにやる気のなさそうな人を除く)。

終わりに

まとめますと、

  • 退校には就職退校、自己都合退校、出席率不足による退校、その他の退校の4つ
    • さらに就職退校には通常の就職退校と早期修了の2種類
  • 訓練生が途中で退校すると、理由を問わず学校がもらえるお金が減る

ということです。

最後に割と裏側まで書いてしまってこんなこと言うのもなんですが、訓練修了までいることに意味はありませんし、自主退校は悪いことでも何でもないので、訓練に通うのが厳しいと感じたら迷わず退校を選択するべきでしょう。

以下の記事も参考していただけたらと思います。

職業訓練は様々な理由で退校することが出来ます。今まであった自主退校理由を一挙ご紹介。そして訓練校側の本音も色々と書いちゃいます。

何にしろ、無理をしないのが一番ですね。

【↓関連記事が下にありますので、よろしければ是非ご覧ください。】
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● コメント

  1. はな より:

    興味深く読みました
    知り合いがテストが悪くて
    強制退校させられたのですが
    出席もしてるのに
    文句を言わないという文面に
    一筆書かされたりして
    おかしくないですか?
    もしよければ教えて下さい

  2. jimusniper より:

    訓練中に確認テストというものがあり、それに合格できないと退校措置をとる学校(あるいは都道府県)もあります。
    受講生の進退に関わることは学校単位でのルールとして決められないはずですので、おそらく都道府県での取り決めになるかと思います。
    お知り合いの方はそれに引っ掛かってしまったのではないでしょうか。

    ただ、一筆書かせるのはやりすぎでしょうね…
    一筆書かせるということは、もしかしたら学校側がこっそりやっていることかも知れませんね。