間違えると大ダメージ!通勤時間、配偶者、扶養家族数、本人希望記入欄─履歴書の記入事項(6)

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この記事は、履歴書の中でも軽視されがちな通勤時間や配偶者、扶養家族等の部分についてです。

履歴書を書いていく上で最後の方になり、しかも数字を書いたり丸をつけるだけという比較的簡単な作業で終わることから、早く終わりたいという気持ちと油断の両方がミスを誘うということでしょう。

そのためか、扶養家族欄の数字を間違えたり、配偶者欄の印を間違えたということでこちらのページにみえる方が圧倒的に多いです。

大体○つける場所間違えたというような検索でたどり着く方が多いですし、解説しているサイトは意外と少ないためでしょうか。

そしてこれらの項目、意外と重要だったりします。

 

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今回の記事で取り扱う履歴書の記入箇所

赤枠の部分です。

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履歴書へ記入する通勤時間

空欄にしている方が見えますが、必ず記入しましょう。

「23分」などと細かい数字ではなく、「25分」というように5分刻みで結構です。

「自家用車で○○分」「徒歩○○分」などと、交通手段も併せて書いておくと親切です。

履歴書は、大前提として間違えたら全て書き直しです。
この通勤時間も例外ではありません。

ただ通勤時間はおおよそでいいと思いますので、極端な間違え方(例えば5分と書くところを5時間と記入してしまったなど)でなければ問題ないと思います。

家から近い方が受かりやすい?
余談ですが、企業はできる限り交通費を支払いたくないため、あまり遠いと採用が遠のく可能性が高まってしまいます。
他にも近場であれば緊急時の出勤にも柔軟に対応できると考えられるため、やや有利になるかと思います。

なお、履歴書に記入する通勤時間について徹底的に突っ込んで解説した記事もありますので、上記の説明だけでは疑問が残る方は以下の記事をご覧ください。

軽視しないで!履歴書の通勤時間の書き方を徹底解説
通勤時間って、意外と奥が深いんです。他人と差をつける通勤時間欄の記入方法をご紹介。

 

1.履歴書の配偶者、配偶者の扶養義務、扶養家族数

一見軽視されがちな項目ですが、手当等に影響したり、保険関連の手続き等にも影響することもあるため、正確に記入することが大切です。

2016/6/9追記:この欄を間違えたという方が検索で多くいらっしゃいます。
単に○を付けるだけの簡単なお仕事ですが、間違えたら全て書き直しです!

 

1-1.配偶者の有無

婚姻相手のことを指します。

女性なら旦那さんがいるか、男性なら奥さんがいるかということです。

家族手当や扶養手当などに影響することもありますので、間違えないように○をつけましょう。

性別の時と同様、○印はきれいにつけて下さい。

1-2.配偶者の扶養義務

そもそも扶養とは、ごく簡単に説明しますと、自分の収入で家族の生活を支えているかです。

ご自分が旦那さん(あるいは奥さん)の扶養に入っているのであれば、配偶者の扶養義務は「無」になります。

ここで問われている「扶養」は「税法上の扶養」ですので、1月1日から12月31日までの収入が年間103万であるかどうか、ということです。
この扶養に関しては簡単ではありますが以下の記事にもまとめてあります。

公共職業訓練を自主退校した場合の失業手当はどうなるの?延長制度って?
退校したら失業手当はどうなるのか?お金のことはシビアな人が非常に多いです…。中には手当がもらえないから退校しないなんていう方も数多く。

配偶者が「無」の場合は、配偶者の扶養義務も何もありませんので、配偶者の扶養義務欄は何も書かない方が良いです。

つまりこういうことです。

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配偶者がいないので扶養義務は発生しない。よって扶養義務の欄は空欄でOK。

こんな○を付けるだけのささいなことでも、間違えて○をつけてしまい(配偶者が無なのに、配偶者の扶養義務が有になっていた)全て書き直ししていた人が結構います(笑)

ですから、間違いを避けるために余計な箇所にはペンを入れない方が良いでしょう。

1-3.扶養家族数(配偶者を除く)

女性で配偶者(旦那)がみえるのに配偶者を除いた扶養家族が1人以上いることはほとんどないと思います(具体的な例は以下)。

もちろん家庭事情なので例外はありますが、このようなパターンは間違えて記入してしまった場合が大半です。

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ただ、どのパターンも扶養家族数は子供の数のみならず、親を扶養に入れているというケースもあるため、きちんと確認しておく必要があります。
なお、空欄=ゼロではありません。空欄は見落とし、書き洩らしだと思われます。
ゼロでも「0」をきちんと記入しましょう。こういった細かい配慮が誤解を防ぎます。

 

2.履歴書の本人希望記入欄

まず勘違いしないでいただきたいのは、本当に本人の希望を書くようなスペースではないということです。

「この条件がクリアできなければ、採用されても働くのは難しい」という条件以外は書かないのが基本です。

2-1.絶対に書くべきこと

基本は「貴社の規定に従います。」
これ一択です。

2-2.書いても良いこと、書いた方が良いこと

職種や勤務時間、勤務地など、選択肢がある場合は、希望を丁寧に記入します。
「○○支店を希望」などと書くのではなく、「○○支店を希望いたします。」と丁寧に記入しましょう。
また扶養の範囲内で働きたい場合も、その旨を記入します。

そして、これらの希望を記入した後も、次の行に「その他条件等は貴社の規定に従います。」と記入しておくと丁寧です。

2-3.書いてはいけないこと

いくら幅があるからと言って「給与は○○万以上を希望します」だとか、「交通費は全額支給希望します」など、明らかに不利になるようなことは記入しないようにして下さい。

条件を最初から満たしている企業に応募すればいいのに、と思われるだけでいいことはありません。

また「特になし」は「やる気なし」と一緒ですので、絶対に記入しないようにして下さい。

 

本人希望記入欄に関しては、詳しくまとめた記事もありますので、以下のリンク先をご覧ください。

【例文有】本当の希望を書いていい?履歴書の本人希望記入欄を徹底解説
単に「貴社の規定に従います。」だけなら楽ちんですが、色々と条件をつけたい方もいらっしゃるようです。在職中の場合やパート希望の方も本人希望記入欄を上手く活用しましょう。

 

終わりに

まとめますと、

  •  通勤時間
    • 通勤時間は5分刻みで、交通手段も記入
    • 丸印はきれいにつける
  • 配偶者、および扶養義務等
    • 配偶者および配偶者の扶養義務の丸印に気を付ける
    • ゼロもきちんと記入する
  • 本人希望記入欄
    • 「貴社の規定に従います」が基本
    • クリアできないと入社できない条件だけ書く
    • その他要望等は丁寧に書く

ということです。

冒頭でも書いたように、意外と軽視されがちですが人事には意外とよく見られています。

最後の部分なので、気が緩みがちになってしまいミスも増えてきますので、最後までしっかりと気合を入れて書いていきましょう。

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