履歴書には名前や年齢、住所などのパーソナルデータを記入する部分があります。
この箇所ですが、自分のことを書くんだから簡単♪とルンルン気分で書いて失敗する人は後を絶ちません(笑)
また細かいですが、他のサイトで解説していないような意外なテクニックも併せてご紹介します。
- 履歴書で一番目につく!記入日と写真─履歴書の記入事項(1)
- 簡単なようでミス多発!履歴書の氏名・年齢・住所・電話番号─履歴書の記入事項(2)
- 重要度はトップクラス!学歴・職歴─履歴書の記入事項(3)
- 手当たり次第書くのは厳禁!資格の記入─履歴書の記入事項(4)
- 一番困る箇所?趣味特技など─履歴書の記入事項(5)
- 間違えると大ダメージ!通勤時間、配偶者、扶養家族数、本人希望記入欄─履歴書の記入事項(6)
<意外とおろそかにしがちな、履歴書の基本に関しての記事の全リスト>
今回の記事で取り扱う履歴書の記入箇所
赤枠の部分です。
履歴書の氏名欄
1.まず印鑑!
印鑑を押すタイプかつ押印箇所が設けられている履歴書は、まず印鑑を押します。
一番ミスする確率が高いのがこの印鑑だからです。
印鑑を押す欄が別途設けられていなく、名前記入欄にある場合は、名前を記入した後に、名前の最後に半分かかるように押印します。
基本的にスタンプタイプのものは使用せず、朱肉の印鑑を使用する方が良いと言われています。
よって、朱肉が足りないとか半欠けのものはアウトです。
もし苦労して時間をかけて全て内容を書いて手が痛い…もう書きたくない!と思いつつ印鑑を押し、半欠けだったら絶叫モノです(笑)
ですから、最初に印鑑を押し、成功したもので記入を始めると良いでしょう。
2.氏名記入の基本
戸籍に記載してある通りに記入します。もちろん略字は使用しないようにしましょう。
「ふりがな」とある場合はひらがなで、「フリガナ」の場合はカタカナで記入します。
(間違えると常識がないと捉えられることも…)
楷書で丁寧に、気合を入れて書きましょう。
3.枠内にバランスよく
枠を目いっぱい使用し、枠の中にバランスよく記入してください。
ここでいうバランスよくというのは、ふりがなと漢字の位置を合わせて記入するという意味も含んでいます。
書類作成能力や空間認識能力等も見られているという心構えで記入しましょう。
履歴書の生年月日および年齢欄
生年月日は、和暦(元号を記入)か西暦かは、履歴書内で統一しましょう(和暦をおすすめ)。
また和暦であれば、元号を省略しないようにしましょう。
年齢は、満年齢を書くのが一般的です。
親切に「満 歳」などと、満年齢を書くように促している履歴書もあります。
簡単に言えば、書類を記入している時点での年齢のこと。
もっと言えば、履歴書上段に書いた「記入日」の時点での年齢。
応募書類のノリで書かないこと。
履歴書の性別欄
男か女か非常に簡単なことですが、該当の性別に○をつけるだけで結構です。
該当しない方を二重線で抹消する必要はありません。
いないとは思いますが○印以外の印はつけないように(笑)
また、この○も適当に付けるのではなくて、丁寧に囲んでください。
以下の例をご覧いただければ一目瞭然です。
さすがに極端かと思いますが、左の○では横着な人物だと思われてしまいますし、適当さがにじみ出てあまり感じがよくありません。
履歴書の住所欄
まずは郵便番号をきちんと記入します。
住所は都道府県名から記入します。
極力1行におさめることが望ましいですが、住所が長くて入りきらない場合は2行になっても良いでしょう。
氏名と同じく、ふりがな(又はフリガナ)と漢字の位置を合わせて記入します。
なお、誰でも読めるため都道府県名にはふりがな(又はフリガナ)はふらなくて良いです。
間違える確率を少しでも減らすため、極力ペンを入れずにいきましょう。
書きなれた都道府県名でも、余計なことを考えながら記入していると思わぬ間違いをする可能性があります。
連絡先は、実家に連絡をして欲しい場合や、誰かの家に下宿をしている等の場合に記入しますが、よっぽどのことが無い限り空欄か「同上」で結構です。
「市」はどうせ「し」としか読まないので、ふりがな(フリガナ)をふらなくても良いです。
「町」は「ちょう」「まち」の読み方パターンがあるので、しっかりふる必要があります。
また、マンションやアパート名は固有名詞になるため、地名と同じでも必ずふりがな(フリガナ)をふる必要があります。
「○○方」とは?
たまに住所欄に「 方」と書かれている履歴書も存在します。
特に若い方で結構迷われる方がいらっしゃるようです。
以下のような場合は記入の必要があります。
内縁の妻など、誰かの家に同居しているケースはこの欄に記入する必要があります。
例えばAさんの家にBさんが同居しているとすると、この場合、Aさんは履歴書の住所欄に「B方」と記入します。
このようなケースでない場合は、空欄でOKです。
履歴書の電話番号欄
自宅と電話番号の両方を記入しておくのが無難です。
FAX番号は…まあいらないでしょう(笑)
自宅に電話がない方は、携帯電話の番号のみを記入します。
緊急連絡先欄は通常書く必要はありません(又は「同上」としておく)が、都合により実家に連絡して欲しい場合や携帯電話へ連絡が欲しい場合はその旨を丁寧に記入しておくと良いです。
自宅の電話なんて書かなくても…とお思いの方もみえると思いますが、自宅の電話番号を記入しておくと、身元がしっかりしている証明にもなります。
うーん実にもったいない。
終わりに
まとめますと、
- 印鑑を押すタイプのものはまず先に印鑑
- 氏名は枠内にバランスよく記入、漢字とふりがなの位置を合わせる
- 住所のふりがなは都道府県は省いてOK、漢字とふりがなの位置を合わせる
- 電話番号は固定電話と携帯電話の両方を書く(なければ片方でも良い)
- 丸印はきれいに打つ
ということです。
特に丸印はいい加減というか、適当というか…単に丸をつけるだけなので気が緩みがちでいい加減につけている人が非常に多いですが、意外と見られていたりしますし、やはり雑な○は見ていて気分はいいものではありません。
特に事務職であれば、隅々まで丁寧に書き上げましょう。
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