ここでご紹介するのは、事務職を応募するにあたっての履歴書の書き方の「基本中の基本」です。
当たり前すぎることが書いてあるとは思いますが、逆に当たり前すぎてか、それすら出来ていない方も見受けられます。
しっかり叩き込んでおきましょう。
また「そんなこと知ってるよ」と思っていても、意外とできていなかったりします。
今一度初心に立ち返るという意味でも読んでみて下さい。
もしかしたら新たな発見があるかも知れません。
履歴書は丁寧に記入すること!
1.履歴書を書くペンを選ぶ
こちらの記事(履歴書は手書きかパソコンか)でも書きましたが、履歴書は手書き作成がおすすめです。
丁寧に書くことなど当たり前と思われるかも知れませんが、そのためにもまずは記入するペンをきちんと選びましょう。
普通のボールペンは普通に字を書いていてもかすれたり、「とめ」や「はね」が太くなることもありあまりおすすめできません。
一昔前は万年筆を使って書きましょうと言われていましたが、今はさすがにそこまでは言いません。
かすれにくく太さも豊富なゲルインクペン(0.5mm~0.7mmくらい)を使うと良いです。
今はやりのフリクション(消えるペン)は絶対に使用しないようにして下さい(ペンの注意書きにも書いてあるはず)。
熱で消えてしまいますので、直射日光に当ててたら文字が消えてしまったなんてこともあります。
そしてペンは1枚の書類内で同じペンを使用しましょう。
ただし、志望動機など細かい字を記入するのであれば、同じ種類だけどペンの細さをかえるということは行って良いと思います。
2.下手でもいいから楷書で丁寧に、誤字脱字略字はNG
走り書きしたようなものは見ればすぐにわかります。
時間をかけてゆっくり、楷書で記入しましょう。
行書のように文字を崩して書いたり、誤字・脱字は書き直しです。
間違っても訂正印や修正ペン等での修正等は一切ダメです。
以前、修正した履歴書を送りつけたツワモノがいますが、絶句しました(笑)
仮にそんな失礼極まりない履歴書でも面接に呼ばれた場合、あくまで「こんな書類を送ってくる奴はどんな奴か逆に興味わくから面接してみよう」くらいのノリであって、採用とは程遠いです(笑)
漢字がわからなければ携帯電話やパソコンで調べて記入しましょう。
略字は横着な人物であると疑われてしまうので、正式な漢字を記入しましょう。
そして余裕があれば、一晩寝かせて翌日読み直すのが良いです。
そうすることによって、昨日書いた時に気付かなかったミスに気付く可能性があるからです。
書いた後すぐ読み返すのは、どうしても苦労して完成させたからこれで終わらせたいという気持ちが先走り、見直しが雑になってきます。
3.文字はまっすぐ書く
横に文字を書いていくため、1行の中で文字が右上がりになったり右下がりになったり、要は斜めになっている方が多いです。
ベストなのは1行内の上下の余白が均等になることですが、なかなか難しいため、下に揃えて記入する方法も及第点です。
行の中の文字配置が上手に書けない方は、鉛筆(orシャープ)と定規で行の中央に薄くガイドラインを引き、その中心に文字がくるように書いていくと良いでしょう。
履歴書には事実を記入する
すぐに辞めてしまった会社も、必ず記入します。
特に雇用保険に加入した会社は、記録からバレてしまいますので、記入漏れのないようにしましょう。
ただ、あまりに職歴が多く、書くのにも時間がかかりすぎたり、職歴の欄が足りなくなってしまうような方は、短期間のパートやアルバイトで雇用保険に未加入の職歴であれば、記入しなくとも良いかも知れません(おすすめは致しません)。
職歴は全て記入するのが基本であり、抜かしてしまうと下手すると経歴詐称になりかねません。
もしどうしてもスペースの関係上省きたいものがある…という方は、そのような短い職歴はまとめて書いてしまうなどして工夫するというのも一つの手です。
履歴書は全て埋める
これまた当たり前と思われるかも知れませんが、意外と空欄を残している方をお見かけします。
以下の記事でも書きましたが、履歴書は応募書類ではなく、審査書類です。
空欄一つで横着な人物だと思われたり、やる気がないとみなされたりします。
わかんないからいいや…という考えは禁物です。
中には、配偶者の扶養義務とか、扶養家族数とか、少しわかりづらい項目があるのも事実です。
きちんと意味を調べるなり何なりして、絶対に全て埋めましょう。
また、空欄=なし、ゼロではないため、ないものは「特にありません」などとしておきますが、できれば何か内容のあるものを記入しましょう。
終わりに
まとめますと、
- ペンを選んで楷書で丁寧に、まっすぐ書く
- 事実のみを記入する
- 空欄は作ってはダメ
ということです。
基本中の基本といった内容なので、そんなこと言われなくてもわかってるよという方もきっといらっしゃいますが、わたくしの経験上、そういう方は案外できていなかったりします。
特に空欄なんかは「後で書こう」と思ってそのまま忘れてしまうことにより発生したりするため、十分に気を付けましょう。
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