給付以外にもたくさんある!公共職業訓練を受けたくなる、6つのメリット

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こちらでは、資格・知識の習得以外で公共職業訓練を受講するメリットを語っていきたいと思います。

受講した方の体験談ブログ的なものは多いですが、運営側の話はほとんどありませんので違った切り口でお話しできるかと思います。

今回の記事は、以下の記事の最下部「メリット」「デメリット」の項目の詳細版です。

知れば知るほどお得!無料で通える「職業訓練(ハロートレーニング)」とは?
職業訓練校に講師として在籍していた筆者が様々な視点で、職業訓練について説明。受講希望者の疑問を網羅しているはず。

 

 

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1.受講料が無料+失業給付の前倒し、さらに期間中もらい続けられる

最大のメリットと言っても過言ではありません。

民間の訓練校は、職業訓練一本で行っているところは少なく、大抵は有料で仕事をしながら通うことのできるコースを併設している、つまり資格予備校というような学校が多いです。

そのコースを職業訓練用にまとめていると思いますので、普通にお金を払って同じコースの内容を受講すると20万近くかかるところも少なくありません。

この大金が訓練に通うと無料になり、検定試験を受験ができるレベルに達します。
これは非常に大きなメリットといえるでしょう。

ただし大抵のところはテキスト代が一定額必要となります。

さらに検定試験を受ける場合は、この検定試験の受験料が実費で必要になります。
しかし介護系などに多いですが、訓練を修了すると自動的に取得できる資格も存在します。
これらは国家試験だったりするので、非常にお得です。

なお、失業給付に関してはこちらの記事をご覧ください。

 

2.生活リズムが整う

ガチで昼夜逆転しているようなだらしない(?)生活を送っている人はごく一部ですが、一応メリットと言えばメリットかもしれません。

わたくしは女性・主婦が来るような事務系の職業訓練を中心に見ていますのであまりこういう人はいませんでした。

でもこういった方はさっさと就職を決めないとまた元の生活に戻ってしまうパターンが多いようです(笑)

 

3.就職支援が熱心

職業訓練校には「就職支援担当」という人間が在籍しています。

履歴書の書き方や職務経歴書の作り方、そして面接の受け答えをはじめとする心構え等、自分ひとりでの就職活動では気付かなかったことやなるほどと思えることを教えてくれます。

自分ではこれが正しい書き方だ!とか思っていたのに、いざ習ってみると全然違う!なんてことも珍しくありません。

就職支援担当をうまく使えば、就職率のこともあるため、親身になって相談に乗ってくれるはずです。

訓練校の就職支援担当を使うメリットは、過去生の体験談を聞けるということでしょう。

こういうパターンは内定もらっていた、このような答え方で不採用になっていた…など過去のエピソードをもとに色々とテクニックを伝授してくれるはずです。

他にも、学校にはいろいろな方面から就職セミナーの案内やハローワークからのおすすめ求人一覧等が来たりしますので、そういった情報の提供や、またその人にあった求人の紹介など、就職活動における様々な情報を提供してくれることもあります。

簡単に言えば、就職させようとあの手この手を使ってくれるということでしょう(笑)

職業訓練の就職支援はどんなことをやる?就職支援担当をどう使う?
職業訓練は単に資格を取るだけの制度ではなく、就職をしてもらう必要があります。そのため就職支援の授業も充実していますが…

また学校によっては就職あっ旋制度もありますが、こういった職業紹介の認可が下りている学校は少ないですので、基本は自分で見つける必要があります。

でも正直自分で見つけた方が、万が一その会社が潰れたりなどで再び転職活動をしなくちゃいけなくなってもスムーズに転職活動に入れると思います。
つまり”転職活動の練習”ができると思うので、個人的にはあっ旋はあまりメリットとは思いません。

 

4.同じ目標の仲間がいる

4-1.刺激や目標になり、お互い教わることもある

一人で就職活動をするとモチベーションがあがらなかったりすることもありますが、同じ境遇・目標の仲間がいるというだけでかなりの刺激になりますし、仲良くなったりして励みになったりもします。

実際クラスメイトの人が就職を決めると焦ったりする人もいるみたいですね(笑)

また老若男女入り乱れて一定期間過ごすわけですから、そこは一種のコミュニティというべきか、会社と同じように自分より上or下の年代との接し方なども必要になってきます。

また年上の方は若いかたから色々元気をもらえるだとか、年下の人は目上の方から人生において色んなことを教えてもらえるだとか、非常に有意義な期間となるはずです。

4-2.就職情報の交換

上記の就職情報の充実と似ていますが、訓練はひとりで受講するのではなく、10名や20名など多人数で受講するため、情報交換の場としてはうってつけです。

他のクラスメイトが経験してきた職種を知るチャンスだったり、応募しようと思ってた会社がとあるクラスメイトの前職でいろいろ話が聞けたなど、世間は狭いなと思わせるようなエピソードもありました。

顔が広い人と知り合えれば、その人の知り合いの会社に潜り込めたり…なんてこともあるかも知れないためかなり大きいです。
他にも独立開業を目指しているような方と知り合えれば、ひょっとしたら一緒に働けたり、あるいは何かしらのコネができて後々有利になるかもしれませんね。

人間関係についてはこちらの記事をご覧いただければと思います。

うまく立ち回れ!職業訓練の人間関係で心掛ける3つのこと
どこに行っても人間関係は悩ましいもの。職業訓練で人間関係をうまくやっていくには…?

 

5.自分の適性を知れる

職業訓練は、資格を取ってその訓練の内容の職種に就職することだけが全てではありません

年間何百人もの受講生を見ていれば、やはりどうしてもその職業訓練の職種に向いていないなーと思えてしまう方もいらっしゃいます。

これはすごく大事なことだと思いますし、何より本人がこれに気付けたのならとても幸せだと思うべきです。

その場ではどうしても他のクラスメイトと差がついてしまうため落ち込んでしまうのですが、むしろわたくしは適性に気付けた人の方が評価できます。

その職種に向いていないのに面接に落ち続けるのは精神衛生上良くないですし、何より向いていないことを誰も教えてくれないのは正直かわいそうだと思いませんか?

とは言いつつも指導側でもなかなか教えてあげることはできないので、ほんとにさりげなく気付いてもらえるように上手に誘導していくしかないのですが…

向いていないとわかれば、今後の進路の方向性も決まってきます。
職業の選択において、その職種を選択肢から未練なく外せるというのは大きいでしょう。

そして向いていないのに気づきつつも受け続け、落ち続けるのは挑戦心とは思いません。
これは「無謀」という奴です。

無駄な時間を過ごさないためにも、そして精神衛生上のためにも、どこかで早めに見切りをつけることも立派な勇気です。

 

6.1年以上の訓練は学割が使える!

職業訓練は3か月~半年のものが大半ですが、まれに1年・2年コースというものがあります。

1年コースや2年コースですと、学生扱いとなり、学割が使えます。

通学に使用する定期券の購入はもちろん、なんと映画館などの学生料金が設定されている各種公共施設にも学割で入れます。

 

学割が使える箇所(あくまで一例です)

  • 公共交通機関の定期券
  • 映画館・美術館・水族館
  • 旅行サイト
  • パソコンソフト

まだまだあると思います。気になったら学割が使えるか店員さん等にたずねてみると良いでしょう。

 

 

 

終わりに

まとめますと、

  • 受講料が無料
  • 失業給付が前倒し&延長
  • 生活リズムが整い、再就職への準備ができる
  • 就職支援が熱心なため、ひとりで就活を行うより効率が良い
  • 同じ目標の仲間がおり、モチベーションがあがったり情報交換が可能
  • 自分が目指している職業に向いているかどうかがわかる
  • 1年以上の訓練は学割が使える

ということです。

どうしてもクラスの雰囲気と言うのがあるため、全くお互い交流ができず訓練期間が終わってしまうクラスもあります。

そういったクラスは情報交換ができないのは当然ですが、他の人たちの就職活動状況が全く見えないため、クラス全体として就職の雰囲気になっていかないことも多々あります。

また特に同じ境遇の方がたくさんいらっしゃるからと言って、深入りは禁物です。

老若男女入り混じるわけですからそりの合わない人も当然出てきますし、逆に男女が恋仲になったりもします。

まあそれくらいならマシなんですが、中には主婦の方と独身男性が男女の関係的な意味でトラブルを起こしたりとか…

一定数変わった人もいるため、上手に見極めましょう(笑)

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