これから事務職に就くために転職活動をされている方の中で、
「果たして本当に事務職に向いているのか?」
「実は自分ってもしかして事務職に向いてない気がする…」
「事務仕事に向いてないから辞めようかな…」
という不安を抱いている方も多いと思います。
また他人が見れば明らかに事務職に向いてないのに、本人が気づいてないという方もいらっしゃいます。
これをお読みのあなた、果たして事務職の適性はあると思いますか?
またはないと思っていますか?
筆者が見てきた「こんな人は事務に向いてない!」というパターンをご紹介します。
またそれだけは何なので、簡単ではありますがおすすめする職種もあわせて書いておきます。
事務職に向いていない人7パターン
わたくしが見てきて、あー向いてないなーと感じた人は、おおよそ以下の7パターンに当てはまります。
- 座っていられない人
- 大ざっぱな人
- 飽きっぽい人
- クリエイター・アーティスト気質な人
- コミュニケーションが苦手な人
- 気が利かない人
- 目に見える数字や成果を出すのが好きな人
ではひとつずつ見ていきましょう。
1.座っていられない人
主に接客業などで人と接することがメインの仕事に就かれていた方は、じっと座って作業することに慣れてらっしゃらない方が多いです。
または身体を動かしていたり、人と接していた方が楽しいなどと思う方もいます。
つまり一言で言うと「座っていられない」ということで不向きと感じる方がいらっしゃいます。
このような方はガチガチの一般事務よりは受付事務、営業事務なども視野に入れてみるといいかも知れません。
2.大ざっぱな人(正確性の欠如)
事務仕事は、数字を合わせる、作成書類のミスチェックなど、細かい作業が多く発生します。
細かい文字や数字と向き合ってミスの原因を突合したり、そもそもミスを出さないように厳しくチェックをしながら作業を進めていくことが苦手な方がこれに当てはまるでしょう。
他にも書類をはじめとする、管理や片付けが苦手な方もここに該当するかも知れません。
何せ事務職は自分の机周辺で完結してしまうことが多いため、整理整頓など作業スペースを確保しながら上手に仕事が進められる能力が求められます。
こういった方は事務職よりも販売や現場作業等の方が向いている気がします。
事務職というのは、一見誰でもできそうな仕事ではあります。
しかし細かい作業が求められるため、決して誰でもウェルカムというわけにはいかないのです。
3.飽きっぽい人
事務職は地味で単純な作業が続きます。
また減点方式の職種でもあるため、なかなか人に評価されません。
作業に飽きてしまうような方は、事務職では間違いなく続かないでしょう。
コツコツとできる人物が向いていると思ってください。
単純作業が苦手な方は営業や企画、総合職など常に変化がある仕事をおすすめします。
4.クリエイター・アーティスト気質な人
事務職は一般職であり、常に「右へならえ」が出来る人材が必要とされることも多いです。
クリエイターやアーティスト気質な、自分の色を出すことが好きな人や、他人の指示を受けて仕事をすることが苦手なタイプの方(すぐ下の「コミュニケーションが苦手な人」にもあてはまりそうです)は事務職は務まらないでしょう。
このような方々はやはり一般職に勤めている方々とはどこか考え方が一風変わっていたりし、組織に馴染めなさそうな方が多いです(あくまで筆者の経験上です)。
また似たような傾向で、モノづくりが好きな人も同様のことが言えます。
素直にそちら方面に行くか、やはり営業や企画などが良いのではないでしょうか。
5.コミュニケーションが苦手な人(暗い)
よく「人と接しなくていいから事務職を希望」という方がいらっしゃいますが、大きな間違いです。
電話応対や来客応対、または他部署の人たちと接する機会が多く、コミュニケーション力は事務職においてかなり必要とです。
特にそこで自己主張ばかり激しく、周りの意見を聞かないような人ですと、仕事がスムーズに進みませんし、いざという時にフォローもしてもらえません。
そうなるとさらに仕事が円滑に進まなくなります。
チームワークが重要と言うわけですね。
そしてこの対人能力は会社側もかなり重きを置いているため、人と接するのが苦手な方、あるいはそんな雰囲気を出している方はそもそも事務職に採用されるチャンスすらありません。
本当に人と接しなくて良い仕事は、部屋にこもって作業をするような…ほんのごく一握りです。
事務職以前に社会人としての資質に関わる問題ですので、何とかして克服すべきでしょう。
また他の記事にもいくつか書いていますが、事務職の仲間として働いている人たちは大抵が女性です。
すなわち、女性とのつきあいが苦手という方は、残念ながら事務職に向いていないと言えます。
6.気が利かない人
これも何だか社会人としての資質に関わりそうな要素ですが…
上記コミュニケーションの項目と被りますが、事務職と言えどチームワークが大切です。
会社によっては屋台骨を支えるポジションにもなり得ます。
下手すると、書類一枚の不備で色んな人物の作業が滞る可能性があります。
そのため自分勝手に作業を進めず、周りとの連携が必要なことも多いです。
時には他の部署の方や上司・先輩が考えていることに対して一声かけて先に手を打っておくなんて場面も出てきます。
他にはやっておかなければまずい作業を予測して先手を打つことも必要です。
また他人の業務上の会話を聞き耳を立てておくことも大事です。
そこから入ってくる情報に関して準備をしておけば、いわゆる出来る人材になるでしょう。
自分には関係ない、では事務職は務まりません。
んー何だかやたら抽象的な文章になってしまいましたが…
7.目に見える数字や成果を出すのが好きな人
もうこれは見たまんまです。事務職は言ってしまえば「地味」な仕事が続きます。
決して営業などのように日の当たる仕事ではありません。
そのためか給料も抑え目になっていますしね。
このような人は素直に営業や販売などに行った方がよさそうです。
好き=向いているではない
世の中「下手の横好き」という言葉があるように、例えば事務職が好きだからと言ってじゃあ事務職が向いているのかと言われると…
そうではない人も大勢いらっしゃいます。
もちろん逆もあります。
事務が向いているからと言って好きでやっているわけではない、という人もいることでしょう。
向き・不向きより好きかどうかが重要とおっしゃる方もいますが、事務職に限らず、わたくしは向き・不向きは非常に大事だと思っています。
向いていない場合は生産性と言う面でも問題がありますし、何より本人が続かない気がします。
好きだけではやっていけない、とおっしゃる方を何人見たことか…
ですから、好き=向いていると考えるのは安直でしょう。
一応以下に事務職に必要なスキルをまとめておきましたので、これから事務職へ就きたいというかたはご一読下さい。


自分が事務職に向いているのか知りたい
これは適性検査などもありますが、そのような検査はあくまで参考程度で終わってしまう場合が多いです。
やはり実際に働いてみるのが一番でしょう。
そこで未経験の方でも就業しやすいのが、派遣という雇用形態です。
特に事務職では難しいとされる就職活動もしっかり行う必要もなく、ご自分の希望等にあった仕事を派遣コーディネーターが探してくれます。
詳しくは以下の記事へ。

終わりに
まとめますと、
- 事務に向いていない人は7パターン
- 座っていられない人
- 大ざっぱな人
- 飽きっぽい人
- クリエイター・アーティスト気質な人
- コミュニケーションが苦手な人
- 気が利かない人
- 目に見える数字や成果を出すのが好きな人
- 「好き」と「向いている」は違う
- 手っ取り早いのは派遣でもなんでもいいからまず事務で働いてみる
ということです。
現在事務職に就いており、かつ向いていないと感じている人は、向いていない仕事を続けるのは苦痛だったりしますよね。
また何より倍率の高い職業のため、事務職をやりたくて向いている人に譲ってあげるべきかも知れません。
…と言われても困りますよね(笑)
コメント