事務職が未経験でも就職できる!その心構えとは

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事務をやりたいけど未経験だから志望動機作成やらどのように活動したらわからない、または果たして就職できるのか不安、という方は多いと思います。

基本的にはこのサイトは事務未経験の方を対象として作られていますので、記事を隅々まで読んでいただければほとんどの疑問は解消されますが、就職が可能なのかという不安はなかなか拭い去れません。

そんな疑問や不安についてお話していこうと思います。

 

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事務職には未経験で就職できるか否か

出来るかどうかと問われれば、「出来ます」。
ですが、年齢や希望の雇用形態にもよります。

いくら事務経験があっても新婚で正社員は難しいでしょうし、未経験でも20代前半であれば事務職に就ける可能性は高いと思います。

正社員ですと期待値は以下のような表の感じでしょうか(あくまで経験則に基づいた表なので、個人差があります)。
ちなみに男性は除外です。
上の表が経験者、下が未経験者です。

経験者の場合の事務職への就職期待値

経験者年代事務職に就ける期待値
独身既婚子無既婚子有
20代前半最高低~中
20代後半中~高
30代低※
40代低~中中※
50代以降低~中低※

※…お子さんの年齢による

未経験者の場合の事務職への就職期待値

未経験者年代事務職に就ける期待値
独身既婚子無既婚子有
20代前半低~中
20代後半低~中
30代低~中低※
40代低~中※
50代以降最低低※

※…お子さんの年齢による

あくまでこれはきちんと就活対策(履歴書をきちんと書くとか面接の対策を練るだとか)した場合の期待値なので、もちろん、面接中の受け答えも重要になってきますし、面接官や会社との相性もあります。

特筆すべきは、20代後半の独身の方です。
同じ20代なのに20代前半の方よりずいぶん期待値が下がっています。
これは結婚を控えている、あるいは結婚して辞めていく可能性が高い方が非常に多いからです。
実際に「26~30くらいの人は採らない」とおっしゃっていた人事の方も結構いらっしゃいます。

パートタイマーや契約社員など、正社員以外の雇用形態はまた異なってきますが、もし正社員以外で期待値を出すとすれば、全体的に正社員より期待値はやや上昇といったところでしょうか。

また、全体的にシングルマザーの方は少し期待値が上昇します。

具体的な難易度のお話は境遇・シチュエーション別就業難易度(カテゴリリンク)に詳しく記しておりますのでご覧ください。

また先ほども申しましたが、個人差がありますので、例えば経験とはちょっと違うけれども銀行や信用金庫などの金融機関に勤めていた方は、既婚であろうが経理に正社員として就ける可能性もありますし、対人能力が抜群に高い方は正社員として採用される可能性は十分にあると言えます。

要は経験はなくとも「ちょっとの間でもいいから来て!」と思われるような何かを持っていると強いということになりますね。

何度も言いますが、あくまで個人差ですので(しつこい)、子どもを全く作る予定がないとか(それも信じてくれる会社は少ないですが)、子どもがいるけど完璧に預けられるだとか、30代だけど子供が高校生とか、家庭環境にもよりますので一概には言えません。
あくまでわたしの経験則と一般的な家庭環境等に基づいて書いております。つまり全然受からねーじゃねーかというような責任は取りかねますということです(笑)

 

事務職を未経験者が就職活動の際に気を付けることは

1.事務職に就職するんだ、という意思を持つこと

某漫画の有名なセリフに「諦めたらそこで試合終了」というものがありますが、まさしくそれです。

意思を強く持って活動してください。

え、精神論はいらない?まあそうですよね(笑)
でもこれ、とっても重要です。
いい加減や中途半端な心構えでは面接官にも見抜かれてしまいます。

つまり、「熱意を持つ」とも言えますね。

20代中盤(独身)で能力は高めだったのに、何でもいいやくらいな感じで事務職への転職活動をしていた方がいらっしゃいましたが、簡単に就職できませんでした。

微妙なやる気は見抜かれてしまうということでしょう。

ただ、熱意で押し通すことが出来る範囲は限度があります。
しかも限度はそんなに高くないです。

2.志望動機や能力アピールの際にもあきらめない

事務未経験の方は、未経験だから特にアピール出来るようなものもないし…と思っている方が大多数です。

この時点で既にダメです。

アピール出来るものがないのではなくて、アピール出来ることがたくさんあるのに気付いていないだけなのです。

例えば工場で働いていた人でも不良品を出さなかった=正確性がアピールできますし、接客業では同時に作業を行う場面が出てくることが多数あるため、作業の優先順位づけがアピールできると思います。

また接客能力を例にとれば、ずばり会社での電話応対や来客応対に役立ちます。

営業等では書類やファイルの管理、整理整頓術なんてのもいいかも知れません。

まずはしっかりと自分の職歴、そして職歴から何を学んだのか、身に付けたのか、あるいはもともとそういう性格だったのかを洗い出してみてください。

自己分析(キャリアの棚卸)が重要というわけです。
詳しくは以下のリンク先をどうぞ。

自分を知らなきゃ採用されない!転職活動では自己分析が大事
履歴書や職務経歴書が書けない原因のほとんどはこの「自己分析」不足です。凄く大切なことですので是非目を通していただきたいです。
【保存版】中小企業の事務職に通用する志望動機の作り方
就職活動でのお悩み要素ナンバー1。志望動機に関して他の記事も併せてお読みいただくとより良いかも知れません。

3.足りない経験は人当たりの良さでカバー

いわゆる対人スキルです。

笑顔がいいとそれだけでもちょっと採用してみようかなという気分にさせます。

明るい方であれば事務所に置いて雰囲気づくりに役に立ちそうだなとか思わせられます。

事実、経験ありで暗い人より、経験なしで雰囲気が良い人の方がはるかに多く採用されているのをわたくしはこの目で見ています。

まあ人当たりに関しては未経験者に限った話ではありません。

4.「未経験歓迎」=「経験者が来たらそちらを優先」

応募のとっかかりとしてはいいと思いますが、過度な期待は禁物です。

未経験者と経験者が同時に応募してきたら、経験者を選んでしまうのが人間の性ではないでしょうか。

「未経験者歓迎って書いてあったから応募したら経験者が採用されたんですって!なんなのあの会社!」とかぶーぶー文句垂れてたおばちゃんがいましたが、その文句を垂れるエネルギーは違うところに有効活用した方がよろしいかと(笑)

ん。未経験者への心得になってませんね。
過度な期待はしちゃダメよってことで(笑)

5.トライアル雇用を活用してみる

トライアル雇用という制度があります。
これは、会社が人材を雇うと国から補助金が出るが、3か月間の試用期間が必ず設けられている制度です。

語弊はあるかも知れませんが、補助金狙いでこの制度を使用して人材を獲得するという会社も多いです。

なお、適用者はその職種の未経験者のみに限っており、経験者には使うことができないため、未経験者が雇われやすい制度と言えます。

ですが、逆に言えば3か月の試用期間が終わってしまい、いざ契約更新という時に切られてしまう可能性もあるということです。

トライアル雇用で採用されたら、本採用に向けて業務をより一生懸命頑張る必要があるということになりますね。

トライアル雇用を使う意向のある会社は、求人票にはダイレクトに「トライアル雇用」と書かれていたり、「トライアル併用」などと、通常の採用でもOKだしトライアルでもOKという感じの記載がしてあるはずです。

事務職未経験の方は、このトライアル制度を使用している会社へ積極的に応募してみるのもひとつの手です。

2019.4.17追記:トライアル雇用は、2019.4.1より未経験者でも対象外となりました。
1年以上のブランクがある人、2年間で2回以上の転職経験者、ニート・フリーター、生活困窮者が対象になったなど、単なる未経験者を対象外とし、元々あった条件をよりクローズアップしたことに加え、「より必要とされる方が利用できる」ように変更されたそうです。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。

外部リンク トライアル雇用奨励金(厚生労働省のページです。PDFで開きます。)

6.あとは応募しまくる

一発で受かってやろうだとか、美しく就職活動をする必要は全くありません。

落ちても気にしない、落ちて当然くらいの心構えが必要です。

またご丁寧に1社ずつ応募する必要もありません。
複数同時に応募してナンボです。

事務職への転職活動は複数応募で!単数応募のデメリット5つと内定辞退の仕方
複数応募は思っているより重要だったりします。また複数応募していくと避けられないのが内定の辞退。こちらも併せてご紹介。

泥臭くいきましょう!

 

終わりに

まとめますと、

  • 年齢によって期待値は下がるが、経験者のほうが有利
  • 就職する意思を強く持つ
  • アピールをあきらめない
  • 対人スキルも重要
  • トライアル雇用も活用してみる(一部の方のみ対象)
  • 応募しまくる

ということです。

どの業種・職種でも未経験での就職はかなりハードルが高いですが、きっちり対策をしていけばそこまで難しくはありません。

あとは年齢や家庭環境など、自分の置かれている環境とよく向き合っておかなければ、無謀なチャレンジを繰り返してばかりでそのうち心も折れてしまいます。

現実をしっかり見据えつつも、恐れず活動を重ねていきましょう。

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