「職務経歴書 書き方」というキーワードで検索されている方が多くいらっしゃいますが、「書く」というより「作り方」「作成方法」の方がしっくりくるのはわたくしだけでしょうか。
ここでは職務経歴書の概要と、効果について簡単にご説明いたします。
職務経歴書の必要性
そもそも職務経歴書とは何でしょう。
近年ではご存知の方が増えていると思いますが、それでも新卒時の就職活動ではお目にかかった人はいないと思います。
それもそのはず、その名の通り「職務」の「経歴」を書く書類だからです。
つまり転職者のみが使用する書類と言えます。
職務経歴書を単品で提出することはあまりなく、大抵は履歴書とセットで応募企業に提出します。
正社員はもちろん、パートでもこの職務経歴書と言う書類を必要としている企業はいくらでも存在します。
また派遣での就業では、この職務経歴書に重きを置いている派遣会社が圧倒的です。
ではその職務経歴書の必要性についてですが、まず履歴書より細かい職歴などを書いたりするため、相手に説明しやすくなります。
より職歴が具体的になるため、採用側も応募者の人物像が想像しやすくなり、入社後の担当業務や配置等、適性の有無もイメージしやすくなります。
どこかの解説であなたのカタログという表現がありましたが、まさしくその通りでしょう。
いただきます(笑)
まさしくあなたという商品をわかりやすく説明するためのカタログなのです(キリッ)。
職務経歴書を作ることによるメリット等
せっかく時間を作って作成するわけですので、義務で終わらすのは勿体ないです。
ここは職務経歴書を作ることによって得られる効果を知っておきましょう。
- 自分の能力を明確にする
- 自分の持っている弱点などをフォローできる
- パソコンスキルをアピールできる
こういったところです。
これらをさらっと、順番に説明していきます。
1.自分の能力を明確にする
職務経歴書は必ず自分がこれまでしてきた仕事について記入しなければなりません。
つまり、「何をしたのか」「何を身に付けたのか」など記入していくわけですから、必然的に自分にどんな能力が備わっているのかが明確になってきます。
職務経歴書を作って行けば、自己分析も同時に行えるということになります。
2.自分の持っている弱点などをフォローできる
例えば高校を中退してしまったとか、職歴が短すぎるとか多すぎるとか、客観的に見ると不利になる要素(つまり弱点)を持っている方もいらっしゃいます。
この場合、弱点をフォロー・カバーしようと思って履歴書に色々書くとごちゃごちゃになって読みづらいため、職務経歴書で補足をするという使い方ができます。
具体的には、高校を中退してしまった人は何故そうなってしまったのかだとか、退職理由を「一身上の都合により」ではなくもう少し詳しく「転居のため退職」などと書いていく等です。
3.パソコンスキルをアピールできる
職務経歴書は一般的に、ワープロソフト(Microsoft Wordなど)を使用して作成します。
特に事務職であれば業務上パソコンを使用する機会が多いため、ワープロソフトを使用して作成していきます。
このため「パソコンが使えるかどうか」を見られるという書類にもなっています。
ですから、きちんと作ることができればパソコンスキルをアピールできますし、反対にレイアウト等がぐちゃぐちゃですとパソコンが使えないアピールになってしまいますので注意が必要です。
4.職務経歴書のフォーマット(テンプレート)を使用して作る
はっきり言ってイチから作るのは面倒!という方は、様々な転職サイトで用意してあるテンプレートを使うととても楽です。
ただそれでも、細かい手直し等でワープロソフトのスキルが多少必要とされますので、パソコンは使えるに越したことはありません。
というより、事務職希望なら使えて当たり前ですよね?(笑)
フォーマット(テンプレート)を使用する際の注意点や、職務経歴書を作成する際に覚えておくと便利なWordの機能やテクニックは別記事にてご紹介します。
職務経歴書が応募に必須じゃなければ出さなくてもいい?
基本的に、求人の応募書類の欄に職務経歴書と記載があれば提出は必須です。
ではそうでなければ必要ないでしょうか…?
職務経歴書はそれなりに効果がある書類なので、余裕があれば必須でなくとも出すと良いでしょう。
一度作っておけば量産可能で使いまわしがききますし、一緒に出したからと言ってマイナス評価になることはありません。
ただし明確に「いらない」と言われたのに出してしまうと、これはマイナスポイントになると思いますので、この場合は出さなくて良いです。
というか出してはいけません(笑)
終わりに
まとめますと、
- 職務経歴書は転職者に必要で、あなたのカタログである
- 自分の能力を明確にし、弱点フォローにも使える
- 必須じゃなくても出した方が良い
ということです。
一度作ればずっと使い回せますので、ぜひとも作っておくことをおすすめします。
応募段階で「あ、そういえば職務経歴書作ってない!」とあわててる人を何人も見ておりますので、早めの準備が必要でしょう。
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