転職活動で、「面接の結果が指定日を過ぎたのに来ない」とか、「Webで履歴書を送ったけど返事がない…」といった不安を抱えたことがある人は少なくありません。
一体どれくらいなら待つべきなのでしょうか。
また先方に確認をしても良いのでしょうか。
Webから応募の場合、専用のエントリーフォーム等での応募のほかに、メールで書類を送って欲しいという場合があります。
この場合は、単に返事が遅いとうだけではなく、「正しくメールが届いているのか?」という心配もしなくてはなりません。
郵送と違い、不安定と思われるのがメールでのやりとり。
あまりに返事が来ないと、本当にメールが届いているのかどうか心配になってしまいます。
届いていないことを知らずに会社からの返事を待ち続けている…という事態は避けたいですね。
しかしメールが確実に届いているのかどうかを、先方に確認してもいいものか迷ってしまいます。
ここでは、相手にメールがきちんと届いているかどうかを確認する、もっとも良さ気なタイミングと方法もあわせてお伝えします。
中途採用の書類選考や面接での合否連絡が無い場合はどれくらい待つべき?
おおよその区切りは…
書類選考や面接等の結果が約束の期日を過ぎても来ない場合、どれくらいまでなら待っても良いのでしょうか。
基本的には期日を過ぎた場合は相手企業に確認をしても良い(後述)のですが、気まずいという人もいらっしゃると思います。
結論から言いますと、2週間がひとつの区切りとお考えください。
もちろん「相手から指示されている期日を待ち終わる」というのが条件です。
またはじめから「結果は30日後」など、やたらと結果の通知が長い会社もあります。
なぜ2週間かと言いますと、これは単純に、企業が採用試験の結果を応募者に通知するまでの期間が、3日後~2週間というところが多いからです。
2週間を超える期間の企業はかなり少ないイメージです。
なおハローワークの求人であれば、きちんと結果連絡期間のめやすや手段(電話か郵送かなど)が書いてあるはずですので確認して下さい。
約束の期日が過ぎたor2週間経過した…それでも連絡が来ない場合は?
思い切って確認するか、見切りをつけて次の会社への応募に目を向けるべきでしょう。
たずね方は大体以下のとおりです。
「○月○日に○○職の面接を受けさせていただきました××と申します。
現時点で面接結果のお返事(あるいは、書類選考のお返事)をいただいておりませんでしたので、確認のお電話をさせていただきました。選考結果はいつごろにいただけますでしょうか。お忙しいとは思いますがよろしくお願いいたします。」
失礼の無いように尋ねましょう。
実際にあった例(会社側の立場で応募者からいただいたメール)ですが、「次の計画を立てたいので早く連絡が欲しい」という趣旨のメールをいただいたことがあります。
伝えてあった期日をまだ過ぎていなかったのにもかかわらずです。
自己中すぎる…(笑)
まあ当然不採用ですけど。
メールがきちんと届いているかを角が立たないように確認する方法
最初でもお話ししましたが、Webの場合はきちんと自分の送ったメールが届いているかという不安もつきまといます。
別にメールが届いているかどうかを確認するのは問題ないのですが(大事なことなので)、やはり聞きづらいという方が多いです。
さらにメールで書類送付の場合、特別に相手側の返信の締切もなく、単に「送ってください」「また連絡します」などと言われることが多いため、余計に心配になってしまいますね。
この場合は、「エラーメッセージが来ていたので確認した」とか、「うまく送れていなかったようなので確認した」といった形で、仕方なく確認した風に送ってみるのが角が立ちにくいでしょう。
合否の連絡が遅い理由
理由はさまざまですが、代表的なものは以下の通りでしょう。
- 応募者多数のため選考に時間がかかっている
- 担当者が忙しすぎて選考の時間(書類を見たり)があまり取れない
- 即採用したいと思える人材ではない
ではひとつずつ見ていきます。
1.応募者多数のため選考に時間がかかっている
単純に、企業側の想定を超える応募があったので選考に時間がかかっている、というパターンです。
この場合はおとなしく待つのが無難と言えますが、親切な会社ですとわざわざその旨を連絡してくれます。
2.担当者が忙しすぎて選考の時間があまり取れない
求人を出しているくせに時間が無いっておかしくない?などと思うかもしれませんが、担当者も採用活動のみをしているわけではありません。
他の業務が忙しいことだって十分に考えられます。
この場合も待つしかありません。
上でも書きましたが、あまり遅いようなら見切りをつけるべきでしょう。
ちなみに実際によくあるケースですが、このパターンはそのまま応募したことすらなかったことになり、スルーされることが結構あります。
とんでもない話ですが(笑)
3.即採用したいと思える人材ではない
酷な話ですが、応募する立場でも同じことがいえます。
本命の会社は第一志望としてすぐに応募すると思いますし、逆にあまり本命にならない会社はとりあえずキープ、なんてことをすると思います。
企業側も一緒で、いい人材はすぐに連絡します。
実際に指導している方にあったケースですが、連絡が2週間後と言われていたのにもかかわらず、面接の翌日に採用の連絡があった、なんて人もいらっしゃいました。
この方は能力が高かった(というか言語スキルがあった)ので当然とも言えますが、このように欲しい人材は早めに採用を出します。
囲い込み、と言うと大げさかもしれませんが、欲しい人材には早く採用を出して他の会社に目を向けさせないということです。
ということは、即採用したいという人材でなければ、合否を決めかねていたり、他の人材と迷っているという可能性があります。
つまり企業側からの連絡もなかなか来ない…ということです。
他にもこんな理由が…
上で述べた通り、欲しい人材は企業も早めに抑えておきたいので、まず合格者に連絡をします。
つまり不採用の方への連絡を後回しにしている可能性もあります。
また不採用の場合、特に理由を告げる必要が無いため、郵送で書類返却+不採用の通知(お祈り)を出されることがあります。
そうするとちょっと時間がかかるかも知れません。
複数の会社から内定をもらった場合は、本命以外の会社をお断りすると思いますが、その際に辞退する理由を告げる必要はありません。
詳しくは複数応募に関しての記事をご覧ください。
終わりに
まとめますと、
- 約束の期日を過ぎても連絡がない場合はこちらから確認はOK
- 気まずいのなら2週間をめどにするべき
- メールでの書類送付は理由(システムトラブル関連)を付けて確認する方法もある
- 合否の連絡が遅いのは
- 応募者多数
- 担当が忙しすぎる
- 評価が微妙
ということです。
焦らずに待つことが一番大切、かも知れません。
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