転職活動において、自己PRの必要性をあまり感じない方が多いみたいですが、様々な転職支援サイトで自己PRを取り扱っていることから、やはり転職であろうが自己PRは必要なのです。
ですが、それらのサイトに目をやると…やはり大企業向けだなというところばかりです。
とにかく内容が固い!
中小企業、特に小企業にそんな大層な自己PRを述べたら役不足状態(うちの会社には勿体ない)になることは間違いないでしょう。
ですから、ここでは中小企業に通用する自己PRの書き方をお話していきます。
そもそも転職活動(中途採用)で自己PRは必要か
- 「新卒の時には自己PRを一生懸命考えたけど、転職で自己PRはちょっと気合が入らないというか、重要だとは思えないなぁ…」
- 「転職(中途採用)では面接のときに自己PRは聞かれないって聞いたことがあります」
というような声を耳にしたことがあります。
冒頭でも述べましたが、重要ととらえていない方が多いということです。
自己PRの立場に立てば軽く風評被害です(笑)
以下に自己PRを使う機会をまとめておきます。
- インターネットで企業に応募する会社の場合は、エントリー画面に自己PRを記入する欄が設けてある場合が多い
- 職務経歴書を作成する際に、余白埋めも兼ねて自己PRを載せる
- というか、面接で聞かれる可能性がある
言うまでもなく重要なのは一番下の「面接で聞かれる」です。
応募者殺到の場合には、自己PRを聞かれることもあります。
これは会社の規模関係なく、そして雇用形態関係なくです。
パート希望の方でも聞かれた方はたくさんいらっしゃいます。
ですから、ここで何も考えていないのではお話になりません。
逆に自己PRを聞かれたということは、そもそも会社の規模が大きいか、応募者が相当多数であるか、同じような能力の応募者がおり競(せ)っている状態であると推察することもできます。
先ほどの「中途採用で自己PRは聞かれないって聞きました」という方は、では聞かれないから対策しないのですか?と問いたいです。
違いますよね。そもそも聞かれるんですよ。しかも重要どころで。
そして聞かれる可能性があるのなら対策をする必要があります。
自己PRとは何を言えばいい?
基本は性格や人柄を伝える
志望動機は能力説明をする欄ですが、自己PRは何を言えばいいのでしょう。
自己PRは自分のことをアピールするわけですから、つい能力説明をしてしまいがちなのですが(あながち間違ってはいません)、既に志望動機の際に能力説明をしています。
つまり能力説明は終わっています。
ですから、自己PRは主に「性格・人柄説明をする」ということになります。
大手解説サイトではこの自己PRでも能力説明をしていることがほとんどですが、やはり固いし能力アピールしすぎてみんながみんなスーパー仕事人間みたいに聞こえます(笑)
最悪、個性が失われているようにも見え、また人間味がないようにも見えてしまいます。
中小企業(特に小企業)にバリバリのキャリアウーマン風な方はそこまで求められていません。
もちろん仕事ができるに越したことはありませんが、それよりもほっこりしたり温和な雰囲気を持つ人物の方を取りたがるでしょう。
面接まで進まないと、書面だけでは人柄や雰囲気アピールは難しいですが、自己PRに盛り込むエピソード次第では雰囲気アピールも十分可能です。
きっと人事の方も会いたくて会いたくて震えます(嘘)。
志望動機と同じく、自己PRにもエピソードを入れましょう
志望動機は仕事(職歴)のことを中心にエピソード(実績とも言う)を入れて組み立てていったように、自己PRもエピソードは必要です。
具体的には以下の記事を見ていただければと。
ですが、このエピソードを洗い出す際に仕事(職歴)でのエピソードを使ってしまうと、色々と問題が出てきます。
- 志望動機と内容がかぶってくることがあり、「志望動機と区別がつきません!」という状態に陥りがち
- 自己PRに貴重な職歴エピソードを使ってしまうことになるので、肝心の志望動機を作る際にネタがなくなってしまう、あるいは既に使ってしまったのでネタ切れする
- その人(応募者)の人柄や性格が見えにくい
以上の理由から、自己PRには仕事のことではなく、趣味や日頃の習慣・心がけからエピソードを持ってくると良いでしょう。
そうすることによって、上でも書きましたが、何より大きいのはその人の人柄や性格が見えてくるからです。
どうしても趣味などが全然なくてそんなの作れないよーという方は、仕事関連のネタでも構いませんが、その場合は必ず志望動機と区別がつけられるようにしておきたいものです。
志望動機と同じく、自己分析は大事になってきますので、ぜひとも行っておいてください。
終わりに
まとめますと、
- 転職活動においても自己PRは重要
- 自己PRは人柄説明、志望動機は能力説明と住み分けをする
- 中小企業への応募は趣味などから自己PRを作った方が堅苦しくなくて良い
- 志望動機と同じく、エピソードを交えて作る
ということです。
そして志望動機と一緒で、必ずエピソードを交えて作ることが大切です。
他の応募者と差をつけるために、頑張って考えましょう!
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